短足の犬種一覧
短い足で一生懸命歩く姿は、いじらしくかわいらしいもの。
そんなちょこちょこ歩く姿が魅力の短足犬は、ファンの方も多いのではないでしょうか。
では、短足犬にはどんな犬種がいるのか、ここからは短足犬の代表犬種を10種ご紹介します。
ダックスフンド
胴長短足な犬種の代表ともいえる犬種で、大きさによって『スタンダード』『ミニチュア』『カニンヘン』の3種類に分けられます。
小型のミニチュアとカニンヘンに比べて、スタンダードは驚くほど大きく、大型犬に属します。
それぞれ大きさ以外に違いはなく、特徴や性格も共通しています。
プードルはとても利口で社交的、フレンドリーで飼い主に従順、ほかの動物とも仲良くできるので、ペットに最適といえるでしょう。
しつけを覚える理解力の高さもあるので、初心者でも飼いやすい犬種です。
| 原産国 | ドイツ |
| 平均体高 | ・スタンダード オス：37～47cm メス：35～45cm ・ミニチュア オス：32～37cm メス：30～35cm ・カニンヘン オス：27～32cm メス：25～30cm |
| 平均体重 | ・スタンダード：20～30㎏ ・ミニチュア：3.5～4.8㎏ ・カニンヘン：～3.5㎏ |
| 一般的な性格 | 友好的で落ち着きがあり情熱的で、辛抱強い |
ウェルシュコーギーペンブローク
2種類あるウェルシュコーギーの『ペンブローク』の方です。
人気が高い犬種で、胴長短足といえば、まずこの犬種を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。お尻をフリフリしながら歩く後ろ姿にはファンも多いですね。
牧畜犬らしく活動的で遊び好き、賢いのでしつけもしやすいでしょう。
天真爛漫な笑顔とプリプリのお尻で、前から見ても後ろから見ても、どこから見ても癒されます。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 約25～30cm |
| 平均体重 | オス：10～12kg メス：9～11kg |
| 一般的な性格 | 大胆で働き者かつ外向的で友好的 |
ウェルシュコーギーカーディガン
2種類のうち、「しっぽが長い方のコーギー」で、大きな耳とふさふさのしっぽをが特徴です。かわいらしい見た目とは裏腹に筋肉質でがっしりとしてスタミナがあり、活動的で遊ぶことが大好きなので、可能な限り散歩や遊びには付き合ってあげてください。
ペンブロークに比べ落ち着きがある性格で、献身的かつ愛情深い性格です。
ただし、かなり警戒心が強く家族以外の相手とは距離を置く傾向があるので気を付けましょう。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 30cm |
| 平均体重 | オス：14～17㎏ メス：11～15㎏ |
| 一般的な性格 | 活動的で利口、落ち着いている |
バセットハウンド
垂れ下がった皮膚と垂れ耳が特徴的な、短足胴長の中型犬です。体の大きさの割に骨量が多い、がっしりとした体型をしています。
猟犬には珍しくのんびりとして穏やかな性格をしており、争いを好みません。また辛抱強いですが、マイペースで頑固な一面も。
一方探索好きなので、すぐれた嗅覚を活かして気になるにおいを追いかけるというちょっと困った習性があります。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 33～38cm |
| 平均体重 | 18～27kg |
| 一般的な性格 | 忍耐強く落ち着いており、愛情豊か |
ペキニーズ
ほかの犬種には見られない、首のまわりに生えた豊かなたてがみが特徴の犬種です。
がっちりした前足と細めの後ろ足、ずんぐりした首回りをしており、全身を覆う長毛のおかげで毛のかたまりが動いているようにも見えます。
性格は、落ち着きがあり利口でマイペース。外見からすると意外かもしれませんが、怖いもの知らずで勇敢な一面も。人間の膝に抱かれるのを好まない子もいるようです。
飼い主さんに誠実で、吠えにくい傾向があるので、飼育初心者でも無理なく飼える犬種といえるでしょう。
| 原産国 | 中国 |
| 平均体高 | 20cm前後 |
| 平均体重 | オス：～5kg メス：～5.4kg |
| 一般的な性格 | 怖いもの知らず。忠実で、超然としている |
ノーリッチテリア
コンパクトな短足体型で、ほかのテリア種と比べて小さな犬種です。体高より体長がわずかに長く、小柄ながらがっしりとした骨格をしていて、ずんぐりむっくりとした印象。愛らしい表情と、頭の上に乗ったような三角形の立ち耳が魅力です。
性格は明るく活発で飼い主さんへの愛情が深く、好奇心旺盛で遊び好き。人間好きで社交的ですが、独占欲が強い傾向があり、ややマイペースです。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 25cm |
| 平均体重 | 5～6㎏ |
| 一般的な性格 | 愛らしい性格で、極めて活発。陽気で、恐れを知らない |
ノーフォークテリア
体高と比べ体長がわずかに長く、小柄ながらしっかりとした骨格と筋肉をしており、野性的な雰囲気のある短足の小型犬です。現在も狩猟犬として活躍しており、粘り強さとスタミナに優れています。
勇敢で負けず嫌い、自立心が強い頑固者で、自分より大きな相手にも立ち向かうほど気の強い犬種です。気に入らないことがあれば、相手が飼い主でも抵抗することがあるほど。
好奇心旺盛で行動力もある反面、飽きやすくマイペースな面もあります。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 25～26cm |
| 平均体重 | 5～6㎏ |
| 一般的な性格 | 小さな《いたずらっ子》である。愛らしい性格で恐れを知らない |
ダンディディンモントテリア
photo by CaptureLight／iStock
小説の登場人物から犬種の名前がついたという、一風変わった逸話を持つ犬種です。
頭頂部のフワフワとした冠毛が目を引く特徴で、全身をフワフワの毛で覆われた、独特な容貌をしています。カワウソ狩りなどで活躍していた猟犬で、見た目からは意外かもしれませんが運動量が豊富です。
飼い主に忠実でとても落ち着きがあり、テリア種にしては珍しく大らかで協調性のある、人懐っこいため、初心者でも比較的飼いやすいでしょう。その温厚さから、「テリア界のジェントルマン」と言われることも。
ただし、自立心が強く頑固な面もあるため、しつけは欠かせません。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体重 | 8～11㎏ |
| 一般的な性格 | 勇ましく職人気質。自立心が強く決然としており、忍耐強い。繊細で愛情深く威厳がある。 |
スコティッシュテリア
大きな頭に骨太でがっちりした体、ほどよく長いしっぽを持つ短足犬種です。
元が狩猟犬ということもあり、短足ながら俊敏で活動的。そのため、毎日相応の散歩時間を確保してあげる必要があります。
性格は活発で元気、負けん気が強く、頑固で勇敢という典型的なテリア気質です。
飼い主さんには従順な反面、頑固で気難しい部分があり、相手が犬であれば負けん気の強さからいきなり吠えかかることもあります。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体高 | 25.4～28cm |
| 平均体重 | 8.6～10.4kg |
| 一般的な性格 | 誠実で忠実。威厳があり独立心が強く控えめだが、勇気がありとても利口 |
クランバースパニエル
photo by CaptureLight／iStock
大きめの頭部と短く太い首、ボリュームのある体に垂れた耳としっぽを持つ、スパニエル種最大の犬種です。その大きさと風格から、『スパニエル界の貴族』と呼ばれています。
見た目のイメージ通り、性格は温厚で物静か、おおらかで動作ものんびりしていますが、頑丈で働き者です。飼い主家族に対して献身的な愛情を示す反面、人見知りで見知らぬ人や犬とはあまり関わろうとしません。
| 原産国 | イギリス |
| 平均体重 | オス：29.5～34kg メス：25～29.5kg |
| 一般的な性格 | 冷静で勇ましく、落ち着きがあり頼りがいがある。優しく威厳があり他のスパニエルと比べるとよそよそしい |
まとめ
胴長短足の犬種は、正面から見た表情はもちろん、後ろから見た歩き姿もかわいらしく人気も高いですね。今回は、そんな歩く姿もかわいい短足の犬種を10種紹介してきました。
日本では小型犬に注目が集まりがちですが、それ以外のサイズにも短足な犬種は存在します。どの犬種も個性的な魅力溢れる子ばかりなので、この記事を読んで興味を持ったら、一度下記のボタンから子犬を探してみてくださいね。